IMU・イナーシャセンシング

MicroStrain慣性センサ特長と選び方

MEMS計測と型式ごとの推定・GNSS/外部補助機能で、機体・車両・ロボットに必要な姿勢・方位・航法情報へ

MicroStrain by HBKの慣性センサは、個体校正・温度補償されたMEMS、適応型拡張カルマンフィルタ(EKF)、時刻管理、外部補助情報やGNSSを組み合わせ、実機で利用しやすい姿勢・方位・航法情報へ変換します。

IMU・イナーシャセンシングを、接続・設定、収録・統合、上位制御・自律化・解析へつなぐシステム構成図
製品・バージョンにより対応インターフェースやソフトウェアは異なります。

製品選定

必要な情報から、候補を3問以内で絞り込む

シリーズの上下ではなく、必要な出力と実装条件から選びます。選定結果は候補であり、最終仕様は使用環境と外部機器を確認して決定します。

質問 1 / 最大3
Q1何の情報が必要ですか?
AR / VRU

ロール/ピッチ

磁気方位を必須とせず、動いている機体の傾き・姿勢を推定します。

AHRS

ロール/ピッチ/方位

IMUと磁力計などを統合し、3軸姿勢と方位を推定します。

INS

外部情報を使う航法

既存GNSS等の位置・速度情報を補助情報として利用します。

GNSS/INS

GNSS一体型の航法

GNSS受信機とIMUを統合し、位置・速度・姿勢を扱います。

車両

走行中の動的傾斜

車両の加減速・振動中に傾斜を推定します。

出力の広がり

必要な出力が増えると、統合する情報も広がります

AR / VRU、AHRS、INS、GNSS/INSは性能順位ではなく、必要な出力と利用する補助情報が異なります。図は役割の広がりを示す概念図です。

AR、AHRS、INS、GNSS/INSの違いを示す概念図
技術概念図

移動体用途

移動体の姿勢・航法を、用途から考える

姿勢だけが必要か、方位や位置まで必要かで、AR / AHRS / INS / GNSS/INSの選択が変わります。

倉庫内で自律移動ロボットが走行経路とLiDAR走査を用いる用途イメージ
用途イメージ

自律移動ロボット

倉庫内の移動制御や自己位置推定で、慣性情報をLiDARなどと組み合わせる用途。

GNSSと慣性計測を使うドローンの用途イメージ
用途イメージ

UAV・ドローン

機体の姿勢・方位・航法情報を制御やミッションへ利用する用途。

傾斜路を走行する作業車と姿勢軸の用途イメージ
用途イメージ

車両姿勢・動的傾斜

加減速や振動がある走行・作業中に、ロール/ピッチを扱う用途。

掲載画像は技術・用途の理解を助ける生成イメージです。実製品写真、実顧客設備、実導入事例ではありません。

5つの強み

MicroStrain慣性センサ5つの強み

センサ素子だけでなく、校正、推定、時間、実装、開発環境までを一つのシステムとして考えます。

センサ単体ではなく、計測システム全体で成立させる校正からシステム連携まで、5つの要素を一つの流れで確認します。
  1. 校正・温度補償
  2. 推定・センサフュージョン
  3. 時刻・低遅延
  4. 実装形態
  5. 開発・システム連携
01

個体校正と温度補償

温度や個体差によるMEMS誤差を補償し、実際の使用環境で安定した計測を支えます。

02

適応型EKFによるセンサフュージョン

誤差特性の異なる加速度・角速度・磁気・GNSSなどを、用途に応じて統合します。

03

高速出力・低遅延・時刻同期

更新レートだけでなく、計測時刻と外部機器との時間整合まで扱います。

04

用途に合わせて選べる実装形態

CV7 / GV7 / CX7 / MV7 / GQ7から、組込み・フィールド・車両・GNSS/RTK航法など、必要な出力と搭載条件に合う形態を比較できます。

05

評価から組込みまでつながる開発環境

設定ソフト、API / SDK、ROSやPX4などを、対応製品・バージョンに合わせて利用できます。

技術解説

慣性センサの用語と技術を、用途につなげて理解する

AR / VRU、AHRS、INS、GNSS/INSは似て見えても、得られる情報と使い方が異なります。まず用語の全体像を確認し、各技術がどんな課題に向き合い、MicroStrainがどう対応し、現場でどう役立つかを順に解説します。

個体校正・温度補償

温度と個体差で変化するMEMSの誤差を製品ごとに補正し、使用環境が変わっても安定した出力を支えます。

個体校正・温度補償の概念図温度で変化するセンサ誤差を製品ごとに補正し、温度変化後の出力を安定させる三段階の概念図。 個体校正・温度補償の概念図温度で変化するセンサ誤差を製品ごとに補正し、温度変化後の出力を安定させる三段階の概念図。
個体校正・温度補償の概念図
技術上の課題

MEMSのオフセットや感度は温度や個体差で変化します。環境変化をそのまま受けると、姿勢・航法誤差が増えやすくなります。

MicroStrainの対応

製品ごとに校正・温度補償に関する仕様が示されています。必要な温度範囲と補償条件を型式単位で比較します。

現場でのメリット

屋外・車両・機械など温度が変化する環境でも、姿勢・航法誤差の増加を抑えやすくなります。

適応型EKFセンサフュージョン

特性の異なるセンサ情報を適応型拡張カルマンフィルタ(EKF)へ入力し、用途に必要な姿勢・方位・航法情報へ統合します。

適応型EKFとセンサフュージョンの概念図IMU、GNSS、磁気、外部速度の情報をEKFへ入力し、姿勢、方位、位置と速度へ統合する概念図。 入力推定する情報 IMUGNSS磁気センサ外部速度 適応型EKF 姿勢方位位置・速度 適応型EKFとセンサフュージョンの概念図IMU、GNSS、磁気、外部速度の情報をEKFへ入力し、姿勢、方位、位置と速度へ統合する概念図。 入力IMUGNSS磁気センサ外部速度 適応型EKF 推定する情報姿勢方位位置・速度
適応型EKFとセンサフュージョンの概念図
技術上の課題

加速度計は重力と機体の加減速を同時に測ります。ジャイロの誤差は積分によって蓄積します。

MicroStrainの対応

適応型EKFで異なるセンサ情報を統合します。図は状態数や内部アルゴリズムを示すものではありません。

現場でのメリット

旋回・加減速・GNSS状態変化がある環境で、用途に必要な状態量へ変換できます。

利用できる補助情報は製品によって異なります。

高速出力・低遅延・時刻同期

高い更新レートだけでなく、複数センサの計測時刻を同じ時間軸へそろえることが、統合結果を扱いやすくする鍵です。

高速出力・低遅延・時刻同期の概念図異なる時刻で計測するIMU、カメラ、LiDAR、GNSSを共通時計へそろえ、制御やセンサ統合へ渡す概念図。 複数センサIMUカメラLiDARGNSS 共通の計測時刻へ整列 制御SLAMセンサ統合 高速出力・低遅延・時刻同期の概念図異なる時刻で計測するIMU、カメラ、LiDAR、GNSSを共通時計へそろえ、制御やセンサ統合へ渡す概念図。 複数センサIMUカメラLiDARGNSS 共通の計測時刻へ整列 制御SLAMセンサ統合
高速出力・低遅延・時刻同期の概念図
技術上の課題

更新レートが高くても、外部センサと計測時刻がずれると統合結果は悪化します。カメラやLiDARとの時間整合も重要です。

MicroStrainの対応

対応製品で高速出力、内部時刻管理、外部同期、イベントトリガを組み合わせます。同期方式は製品ごとに確認が必要です。

現場でのメリット

値と時刻を対応させ、制御・SLAM・マルチセンサ統合へ使いやすくします。

対応する同期方式・端子は製品ごとに異なります。

磁力計方位と2アンテナGNSS方位

2つの方位取得方法には、それぞれ異なる環境条件と実装条件があります。優劣ではなく、用途に合う方式を選びます。

磁力計方位と2アンテナGNSS方位の比較図磁気外乱の影響を受ける磁力計方式と、アンテナ設置および受信条件が必要な2アンテナGNSS方式の比較図。 GNSS 磁力計方位と2アンテナGNSS方位の比較図磁気外乱の影響を受ける磁力計方式と、アンテナ設置および受信条件が必要な2アンテナGNSS方式の比較図。 GNSS
磁力計方式2アンテナGNSS方式
磁力計方位と2アンテナGNSS方位の比較図
技術上の課題

磁力計は周囲の磁気環境の影響を受けます。2アンテナGNSSはアンテナ設置・受信条件が必要です。

MicroStrainの対応

AHRSの磁力計方位と、GQ7の2アンテナGNSS方位を用途で選び分けます。図は実製品のアンテナ配置を模倣していません。

現場でのメリット

小型構成と磁気外乱に依存しにくい構成のトレードオフを明確にできます。

デュアル周波数GNSSRTK

GNSS単独とRTK補正を利用する構成の違いを、位置点のばらつきとして概念的に示します。実際の測位性能は、補正状態、衛星配置、アンテナ環境、マルチパスなどの条件に依存します。

GNSSとRTK補正による測位の概念図GNSS単独の位置点のばらつきと、補正情報を利用したRTKの位置点のまとまりを比較する概念図。 GNSSRTK GNSSとRTK補正による測位の概念図GNSS単独の位置点のばらつきと、補正情報を利用したRTKの位置点のまとまりを比較する概念図。 GNSS RTK
GNSSとRTK補正による測位の概念図
技術上の課題

高精度測位は補正情報、衛星配置、アンテナ環境、補正状態に左右されます。遮蔽条件も結果へ影響します。

MicroStrainの対応

対応GNSS/INSで複数周波数とRTK補正を慣性情報へ統合します。対応範囲は製品仕様の確認が必要です。

現場でのメリット

成立条件を満たすと、移動体の高精度な位置・姿勢推定を構成できます。

RTKの精度は補正状態、衛星配置、アンテナ設置、遮蔽などの条件に依存します。

振動環境でIMUを選ぶときの考え方

振動の大きい環境では、製品名や最大出力レートだけでなく、入力レンジ、センサ帯域、フィルタ、取り付け、必要な推定状態を分けて確認します。

技術上の課題

振動・衝撃・動的加速度はraw加速度/角速度と姿勢・航法推定へ異なる形で影響します。センサ飽和、エイリアシング、取り付け共振も分けて考える必要があります。

MicroStrainの対応

現行製品は用途に応じてレンジ、出力、フィルタ、推定機能を選定します。CX7型式固有の内部構成は、現在のメーカー資料を確認できるまで断定しません。

現場でのメリット

「振動対策製品」という一言ではなく、実際の振動帯域と必要な姿勢・航法情報から、センサと実装条件を比較できます。

振動環境でのIMU選定を詳しく読む →

ジャイロ安定化による動的傾斜

走行中は重力と加減速が同時に計測されます。ジャイロと推定処理を組み合わせ、動的なロール/ピッチを求めます。

ジャイロ安定化による動的傾斜の概念図停止時、加減速を伴う走行時、ジャイロと推定処理を用いる場合の傾斜推定を三段階で示す概念図。 停止時走行時推定 加速度計重力 g 加速度計重力 g加減速 a加速度計では重力と加減速が混ざる ジャイロ + 推定処理動的な傾斜を推定 ジャイロ安定化による動的傾斜の概念図停止時、加減速を伴う走行時、ジャイロと推定処理を用いる場合の傾斜推定を三段階で示す概念図。 停止時加速度計重力 g 走行時加速度計重力 g加減速 a加速度計では重力と加減速が混ざる 推定ジャイロ + 推定処理動的な傾斜を推定
ジャイロ安定化による動的傾斜の概念図
技術上の課題

走行中は重力と加減速が加速度計に同時に入ります。静的傾斜計と同じ方法では正しい傾斜を求めにくくなります。

MicroStrainの対応

MV7-ARはジャイロと適応型EKFを用いて動的なロール/ピッチを推定します。内部アルゴリズムは図示していません。

現場でのメリット

建機・農機を停止させず、走行・作業中の傾斜を制御や状態把握へ利用できます。

フィールド用途

高振動・不整地で、姿勢を使う

建設・農業・産業機械では、振動、加減速、設置条件を含めてセンサと実装形態を選びます。

傾斜地で作業する建設機械の慣性計測用途イメージ
用途イメージ

建設機械

傾斜地や不整地で、車体・作業機の姿勢を制御や安全監視へ使う用途。

農業機械の姿勢計測用途イメージ
用途イメージ

農業機械

圃場を走行する車両の姿勢や進行状態を自動化へ利用する用途。

高振動の産業機械で慣性センサを使う用途イメージ
用途イメージ

高振動産業機械

機械振動が姿勢・航法推定へ与える影響を考慮して構成する用途。

掲載画像は技術・用途の理解を助ける生成イメージです。実製品写真、実顧客設備、実導入事例ではありません。

シリーズガイド

筐体・用途系列と、標準V/高性能Xセンサで選ぶ

CV7

標準センサ・小型組込み

C-Seriesの標準V系列。38 × 24 × 8.6 mm、8.3 gの小型外形で、ロボット、UAV、OEM機器への組込みに適します。

GV7

標準センサ・堅牢筐体

G-Seriesの標準V系列。屋外や車両など、保護筐体を別途設計しにくいフィールド用途へ。

CX7

高性能センサ・小型組込み

CV7と同じC-Series外形・重量で、高性能X系列の慣性センサと4重冗長IMU構成を採用。振動・衝撃が厳しい組込み用途へ。

MV7

車両・動的傾斜

建機・農機・オフハイウェイ車両の走行中傾斜へ。

GQ7

高精度GNSS/INS

RTKと2アンテナGNSS方位を利用するGNSS/INSです。方位性能はアンテナ間ベースライン、GNSS受信環境、設置条件などに依存します。

V系列は標準センサ、X系列は高性能センサを採用します。CV7とCX7は同じC-Seriesの小型外形で、CX7は高性能センサ/冗長IMU構成によって振動・衝撃環境での測定安定性を高めたモデルです。G・M・Q系列は筐体や用途、GNSS機能などの違いで選びます。

航法・インフラ用途

方位・航法・複数センサ統合へ広げる

GNSS条件、アンテナ配置、外部センサの時刻整合まで含め、システムとして構成します。

船舶で2アンテナGNSS方位を利用する用途イメージ
用途イメージ

船舶・GNSS方位

2アンテナGNSS方位を含む位置・姿勢情報を航法へ利用する用途。

風力設備の姿勢・振動監視用途イメージ
用途イメージ

風力・インフラ

設備の姿勢や振動状態を監視・制御へつなげる用途。

自律移動ローバーとLiDAR点群、GNSS、走行軌跡の用途イメージ
用途イメージ

LiDAR・カメラ・GNSS統合

複数センサの値と計測時刻を合わせ、自己位置推定や制御へ利用する用途。

掲載画像は技術・用途の理解を助ける生成イメージです。実製品写真、実顧客設備、実導入事例ではありません。

現行製品

現行取り扱い12製品

現在取り扱っているMicroStrain慣性センサ12製品を、必要な出力と実装形態から比較できます。新規選定ではこの一覧を中心に確認し、旧製品の情報は既存ユーザー向けとして別にご案内します。

3DM-CV7-ARの公式製品写真

VRU/姿勢基準

3DM-CV7-AR

加速度と角速度からロール・ピッチを推定する、TTLシリアル/USB接続の組込み型垂直基準センサです。小型機器や移動体へ組み込み、磁気方位を使わずに姿勢を監視できます。

主要機能
  • 38 × 24 × 8.6 mm・8.3 gの小型組込み型
  • 適応型EKFで動的なロール/ピッチを推定
  • IMU・EKF出力は最大1 kHzに対応
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3DM-GV7-ARの公式製品写真

VRU/姿勢基準

3DM-GV7-AR

加速度と角速度からロール・ピッチを推定する、RS-232/USB接続の筐体型垂直基準センサです。車両や移動体で、磁気方位を使わずに傾斜・姿勢を連続監視できます。

主要機能
  • タクティカルグレードの筐体型AR/VRU。現行GV7 Series Data Sheetでは、IP等級対応ケーブルを使用する構成で保護等級IP68
  • 動的なロール/ピッチを推定
  • IMU・EKF出力は最大1 kHzに対応
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HBK MicroStrain MV7-AR VRU 製品外観

VRU/姿勢基準

MV7-AR

厳しい車両環境で動的傾斜を安定して計測するタクティカルグレードVRU

加速度と角速度から動的なロール・ピッチを推定し、SAE J1939で出力する堅牢な車載向けVRUです。建機・農機・トラックなどの傾斜・姿勢監視に適します。

主要機能
  • 走行・作業中の動的傾斜をジャイロで安定化して推定
  • SAE J1939に対応した車両向け構成
  • 5 V・12 V・24 V系の車両電源に対応
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AR / VRU

3DM-CX7-AR

磁気方位に依存せずロール/ピッチを推定する、高性能X系列の組込み型AR / VRUです。CV7と同じC-Series小型外形を採用します。

主要機能
  • 磁気方位に依存せずロール/ピッチを推定
  • 4基の内部IMUを並列監視し、信頼できない計測値を低重み化または除外
  • TTLシリアル、38 × 24 × 8.6 mm・8.3 gの小型組込み型
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3DM-CV7-AHRSの公式製品写真

AHRS

3DM-CV7-AHRS

加速度、角速度、磁気からロール・ピッチ・方位を推定する、TTLシリアル/USB接続の組込み型AHRSです。小型機器や移動体へ組み込み、姿勢・方位を連続取得できます。

主要機能
  • 小型組込みでロール/ピッチ/方位を出力
  • 磁力計を用いた方位推定に対応
  • IMU・EKF出力は最大1 kHzに対応
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3DM-GV7-AHRSの公式製品写真

AHRS

3DM-GV7-AHRS

加速度、角速度、磁気からロール・ピッチ・方位を推定する、RS-232/USB接続の筐体型AHRSです。車両や移動体の姿勢・方位計測を、堅牢な筐体で連続して構成できます。

主要機能
  • IP68の堅牢筐体を備えたAHRS
  • 磁力計を用いてロール/ピッチ/方位を推定
  • IMU・EKF出力は最大1 kHzに対応
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AHRS

3DM-CX7-AHRS

3軸磁気センサを統合し、ロール/ピッチと絶対磁気方位を推定する、高性能X系列の組込み型AHRSです。CV7と同じC-Series小型外形を採用します。

主要機能
  • 3軸磁気センサを統合し、ロール/ピッチ/絶対磁気方位を推定
  • 4基の内部IMUを並列監視し、信頼できない計測値を低重み化または除外
  • TTLシリアル、38 × 24 × 8.6 mm・8.3 gの小型組込み型
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3DM-CV7-INSの公式製品写真

INS

3DM-CV7-INS

慣性センサに外部GNSSや速度などの支援情報を融合し、位置・速度・姿勢を推定するTTLシリアル/USB接続の組込み型INSです。移動体のナビゲーション用途に適します。

主要機能
  • 8.3 gの小型組込み型INS
  • 外部の位置・速度・方位などを補助情報として利用
  • 車体速度・レーダー・LiDAR・オプティカルフロー等の補助入力を構成可能
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3DM-GV7-INSの公式製品写真

INS

3DM-GV7-INS

フィールド搭載向けの堅牢型INSです。外部GNSSなどの補助情報を利用し、姿勢・速度・位置の推定に対応します。

フィールド搭載向けの堅牢型INSです。外部GNSS等の位置・速度・方位情報を補助入力として利用し、屋外・車両用途の姿勢・速度・位置推定に対応します。

主要機能
  • フィールド搭載向けの堅牢型INS
  • 外部GNSS等の位置・速度・方位情報を補助入力として利用
  • IMU・EKF出力は最大1 kHzに対応
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3DM-CV7-GNSS/INSの公式製品写真

GNSS/INS

3DM-CV7-GNSS/INS

慣性センサとGNSS受信機を統合し、RTK補正入力にも対応するTTLシリアル/USB接続の組込み型GNSS/INSです。小型移動体の高精度な位置・速度・姿勢推定に適します。

主要機能
  • L1 / L5デュアル周波数GNSSを小型筐体へ統合
  • 対応構成でRTK補正を利用可能
  • SPARTN2・RTCM 3.3の補正情報に対応
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3DM-GQ7-GNSS / INS

GNSS/INS

3DM-GQ7-GNSS / INS

RTKと2アンテナGNSS方位を扱うGNSS/INS。精度は成立条件に依存します。

RTKと2アンテナGNSS方位を利用できるGNSS/INSです。位置・方位性能は、補正状態、衛星配置、アンテナ間ベースライン、設置精度、マルチパスなどの条件に依存します。

主要機能
  • マルチバンドGNSSと慣性計測を統合したGNSS/INS
  • 対応構成でRTK補正を利用可能
  • 2アンテナGNSSによる方位推定に対応
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INS

3DM-CX7-INS

外部GNSS、車体座標系速度、方位などの補助情報を融合し、位置・速度・姿勢を推定する、高性能X系列の組込み型INSです。

主要機能
  • 外部GNSS、車体座標系速度、方位などの補助情報をEKFへ融合
  • レーダー、LiDAR、ホイールエンコーダなどの外部支援センサを利用可能
  • 4基の内部IMUを並列監視する冗長構成
HBK公式製品情報 ↗ この製品について相談 →

公開事例

公開情報から用途と構成を確認する

メーカー、顧客、公的機関、研究機関が公開した情報を、技術解説とは分けて紹介します。Libero-Alterの導入実績を示すものではありません。

公開事例一覧を見る →
長距離LiDARを二軸ジンバルへ搭載したUGVが不整地を走行するセンサ姿勢安定化研究の用途イメージ
研究・論文

3DM-GV7-AHRSを使った長距離LiDARの姿勢安定化

Mälardalen University

不整地UGVのロール・ピッチをIMUで推定し、長距離LiDARを2自由度ジンバルで能動安定化する研究です。公開資料では特定のMicroStrain型式を確認できないため、関連研究として紹介します。

原文記載製品・技術
長距離LiDAR/IMU/2自由度ジンバル(特定のMicroStrain型式の記載なし)
出典と要約を確認する →
eVTOL開発試験と飛行制御を示す用途イメージ
メーカー公開事例

BETA TechnologiesのeVTOL開発試験と飛行制御

BETA Technologies

BETA TechnologiesのeVTOL試作機で、振動・ひずみ・温度をワイヤレス計測し、3台のGX5-25からピッチ、ロール、角速度を飛行制御へ入力したメーカー公開例です。

原文記載製品・技術
G-Link-200 / V-Link-200 / TC-Link-200 / WSDA-2000 / 3DM-GX5-25
出典と要約を確認する →

比較

現行12製品を同じ軸で比較する

モバイルでは表を横方向にスクロールできます。各セルは記号だけでなく文章で意味を示しています。

現行12製品の役割・方位・GNSS・実装形態比較
製品役割主な出力方位GNSS・外部補助実装
3DM-CV7-ARAR / VRUロール/ピッチ方位を必須としないGNSSを使用しない小型・組込み
3DM-GV7-ARAR / VRUロール/ピッチ方位を必須としないGNSSを使用しないフィールド向け
MV7-AR車両用AR / VRU走行中の動的傾斜方位を必須としないGNSSを使用しない車両向け
3DM-CX7-ARAR / VRUロール/ピッチ方位を必須としないGNSSを使用しない高性能X系列・小型組込み
3DM-CV7-AHRSAHRSロール/ピッチ/方位磁力計方式GNSSを使用しない小型・組込み
3DM-GV7-AHRSAHRSロール/ピッチ/方位磁力計方式GNSSを使用しないフィールド向け
3DM-CX7-AHRSAHRSロール/ピッチ/方位磁力計方式GNSSを使用しない高性能X系列・小型組込み
3DM-CV7-INSINS位置・速度・姿勢構成に応じて利用外部GNSS等を利用小型・組込み
3DM-GV7-INSINS位置・速度・姿勢構成に応じて利用外部GNSS等を利用フィールド向け
3DM-CV7-GNSS/INSGNSS/INS位置・速度・姿勢製品構成を確認GNSS受信機を統合小型・組込み
3DM-GQ7-GNSS/INSGNSS/INS位置・速度・姿勢2アンテナGNSS方式GNSS受信機を統合GNSS/INSパッケージ
3DM-CX7-INSINS位置・速度・姿勢構成に応じて利用外部GNSS等を利用高性能X系列・小型組込み

シリーズは性能ランキングではありません。RTK、方位、GNSS補助、環境性能、ソフトウェア対応は、製品・構成・バージョン・運用条件ごとに公式資料で確認してください。

ソフトウェア

ハードウェアとソフトウェアを分けて確認する

対応製品、OS、ファームウェア、接続方法は製品・バージョンごとに確認します。InertialConnectはベータ版です。

共通ソフトウェア

慣性製品群で共通に使うソフトウェア

製品ごとに同じ名称を繰り返さず、設定・収録・組込みで使う共通ツールをここにまとめています。対応範囲は製品・ファームウェア・接続方法により異なります。

InertialConnect(Beta)

慣性センサのパラメータ設定、ファームウェア更新、設定ファイル展開、時系列・位置・状態の可視化に使用します。

InertialConnectを見る →

SensorConnect

ワイヤレス機器と慣性センサの設定、制御、データ収録、グラフ・ダッシュボード表示を行うデスクトップツールです。

SensorConnectを見る →

MSCL / MIP SDK

C++、Python、.NET等からセンサを操作し、独自アプリケーションや組込みシステムへ統合するための開発ライブラリです。

API / SDKを見る →

InertialConnectはベータ版です。各ツールの対応製品・対応版・利用条件は対象製品の現行仕様で確認してください。

よくある質問

よくある選定の質問

AR / VRUとAHRSは何が違いますか?

AR / VRUは主にロール/ピッチを得る用途で、磁気方位を必須としません。AHRSは磁力計などの方位情報を加え、ロール/ピッチ/ヨーを扱います。磁気外乱が大きい環境では方位方式を別途検討します。

INSとGNSS/INSは何が違いますか?

INSは外部GNSSなどの補助情報を利用する構成を含みます。GNSS/INSはGNSS受信機と慣性情報を一体で扱います。対応入力と構成は製品ごとに確認します。

CV7とGV7はどう選びますか?

どちらも標準V系列の慣性センサを使う製品群です。CV7は38 × 24 × 8.6 mm、8.3 gの小型C-Series組込み型、GV7は屋外・車両などのフィールド搭載を想定した堅牢G-Seriesです。必要な出力に加え、筐体・設置環境で選びます。

CX7を選ぶ理由は何ですか?

CX7はCV7と同じC-Seriesの小型外形・重量を維持しながら、高性能X系列の慣性センサと4重冗長IMU構成を採用します。振動・衝撃が厳しい環境や、より高い測定安定性が必要な組込み用途で比較します。

GQ7とCV7-GNSS/INSの違いは何ですか?

CV7-GNSS/INSは小型OEM実装、GQ7はRTKと2アンテナGNSS方位を含む構成が選定軸です。RTKの結果は補正状態、衛星配置、アンテナ環境などの成立条件に依存します。

磁力計方位と2アンテナGNSS方位は同じですか?

同じではありません。磁力計方式は磁気環境、2アンテナGNSS方式はアンテナ配置とGNSS受信条件の影響を受けます。用途と設置条件で選び分けます。

GNSSが使えない間も同じ精度を維持できますか?

いいえ。慣性情報はGNSSを補完しますが、GNSS途絶の影響をなくすものではありません。継続時間、運動、初期条件などで結果が変わるため、運用条件を確認します。

時刻同期やレイテンシはなぜ重要ですか?

センサ、カメラ、LiDAR、GNSSは更新周期や遅延が異なります。値と計測時刻を対応させ、統合システム全体で評価する必要があります。

ROS / PX4や対応ソフトウェアはどの製品でも使えますか?

すべての製品で共通ではありません。対応製品、ドライバ、OS、ファームウェア、接続方法のバージョンを個別に確認します。InertialConnectはベータ版です。

技術相談

用途から最適なMicroStrain慣性センサを選定します

「ARとAHRSの違いが分からない」「既存GNSSを使いたい」「振動が大きい」「RTKが必要」という段階から相談できます。搭載環境、必要な出力、制御周期、外部センサを確認して候補を整理します。

慣性センサの選定を相談する →
技術相談
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