計測構成例 / ワイヤレス計測

衝撃・落下イベントを3軸無線振動で捕捉する

G-Link-200の3軸・4,096 Hz・イベントトリガを使い、衝撃や落下の前後波形を取得する代表構成。センサ帯域、Nyquist、トリガしきい値、測定レンジの注意を解説します。

代表構成実顧客の導入事例ではありません。サンプリング、ノード数、設置・通信条件は対象設備ごとに最終設計します。
落下・衝撃試験で3軸加速度のイベント波形を無線計測する用途イメージ
用途イメージ(生成画像・実顧客の導入事例ではありません)
イベントトリガー型の衝撃・振動計測の概念構成図 計測対象からセンサ・入力からノード・処理から記録・出力までの概念的な流れ。 計測対象 センサ・入力 ノード・処理 記録・出力
概念構成図イベントトリガー型の衝撃・振動計測における情報の流れを簡略化して示しています。実際の構成・設定は対象設備ごとに確認します。

測定目的

衝撃が起きた瞬間をイベントトリガで記録し、前後の3軸波形を確認する。

落下、衝突、打撃、輸送中の強いイベントなど、発生時刻が読めない現象では、常時記録よりイベントトリガ収録が適する場合があります。G-Link-200では、設定したしきい値条件を満たしたときに、イベント前後の3軸加速度データを記録する構成が可能です。

イベント捕捉

設定した加速度条件を起点に波形を記録します。

イベント前後

対応機能と設定条件の範囲で、イベント前後の記録区間を設定し、発生前後の波形を確認します。

3軸方向

衝撃方向や複数軸への伝達を同一センサで比較します。

代表構成

G-Link-200のイベントトリガ機能で3軸加速度波形を取得する。

対象落下・衝突・打撃対象剛性のある測点へ固定
無線センサG-Link-2003軸加速度
イベントトリガ
ゲートウェイWSDA-200-USBLXRS+対応
イベント時データを受信
解析SensorConnect/PCピーク値・波形
FFT解析入力
実際のトリガ条件、記録区間、サンプリング、無線条件は、対象設備と衝撃の性質に合わせて設定します。

サンプリング設計

必要な衝撃帯域に合わせ、最大4 kHzの範囲でサンプリングを設定する。

衝撃帯域から設定を決める

  • 計測したい帯域:衝撃波形の振幅・形状を確認したい周波数範囲を先に定めます。
  • サンプリング:G-Link-200は最大4 kHzまでサンプリングレートを調整できます。必要帯域と解析目的から設定します。
  • センサ帯域:内蔵加速度センサの帯域はDC〜1 kHzです。高周波まで定量評価する場合は周波数応答も確認します。
  • 取付け:衝撃計測では取付け剛性、接触共振、測定レンジ、飽和の影響が大きいため、対象試験に合わせて確認します。

トリガ設計

イベントトリガは「必要なイベントが必ず取れる」という意味ではない。

トリガしきい値が高すぎれば見逃し、低すぎれば不要なイベントが増えます。イベント前後の記録時間、しきい値、測定レンジ、保存・転送方式は、対象衝撃の大きさと継続時間に合わせて設定します。具体的なトリガ条件とバッファ動作は最新のユーザーマニュアルで確認します。

データから判断へ

ピーク値だけでなく、波形・継続時間・方向を確認する。

3軸加速度波形

衝撃がどの方向へどの時間幅で現れたか確認します。

ピーク値/ピーク・ツー・ピーク

最大加速度候補と軸ごとの差を比較します。

周波数成分

センサ帯域内でFFT等の解析入力に使います。

合否判断

製品耐衝撃性や損傷判定には、対象物の試験規格・構造評価を別途適用します。

よくある質問

イベントトリガ衝撃計測の注意点

数百Hz程度までの衝撃波形を確認する場合、どの程度のサンプリングが必要ですか?

対象帯域に対して十分なサンプル数を確保し、最大4 kHzの範囲で設定します。実際の定量精度は、センサ周波数応答、測定レンジ、取付け剛性、フィルタ等も含めて確認します。

どんな衝撃でもイベントトリガで必ず取れますか?

保証できません。しきい値、測定レンジ、イベント前後の記録時間、衝撃の継続時間、取付け条件などを対象に合わせて設計します。

ピーク値だけで製品損傷を判断できますか?

できません。衝撃波形は判断材料であり、損傷・合否は製品構造や試験規格、許容値等を別途適用します。

技術相談

衝撃の大きさ・継続時間・必要帯域から、トリガ条件とサンプリングを設計します。

無線衝撃計測を相談する

公式根拠

公式根拠

技術相談

計測対象と必要なデータから、
構成を整理します。

製品名が未定でも、対象設備、設置環境、必要精度、データ形式からご相談いただけます。

この計測構成を相談する →
技術相談
当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキー(Cookie)を使用しています