測定目的
生波形を常時送信せず、設備振動の長期変化を追う。
保全用途では、高レートの波形を常時送信するより、定期的に振動波形や振動指標を収集し、長期トレンドから変化を捉える方が適する場合があります。本構成はG-Link-200を設備へ常設し、定期バースト計測と振動指標を利用して、WSDA-2000経由でSensorCloudへデータを集約する代表例です。
RMSやピーク・ツー・ピークなどの指標を時系列で比較します。
定期バーストで生波形を残し、変化が見られた期間を詳しく解析します。
Ethernet接続のWSDA-2000からSensorCloudへデータを集約する構成を取れます。
代表構成
定期バースト計測と振動指標を組み合わせて長期監視する。
定期バースト/振動指標
SensorCloud連携
必要時に波形確認
代表条件
波形のサンプリングと監視頻度は分けて設計する。
| 無線センサ | G-Link-200 × 1台 |
|---|---|
| サンプリング設定 | 対象帯域・解析目的に応じて設定(G-Link-200は最大4 kHzまで調整可能) |
| 代表モード | 定期バースト計測+振動指標 |
| センサ帯域 | DC〜1 kHz(実際の設定は対象設備と解析目的に合わせる) |
| ゲートウェイ | WSDA-2000 |
| 遠隔データ利用 | SensorCloudを代表例とする |
長期監視設計
電池寿命・データ量・異常検出の速さは、同時に最大化できない。
- 波形サンプリング:必要な振動帯域と解析目的から設定します。G-Link-200は最大4 kHzまでサンプリングレートを調整できます。
- 計測間隔:何分/何時間ごとに測るかは、設備の変化速度と保全目的から決めます。
- 振動指標:速度RMS、加速度RMS、ピーク・ツー・ピーク、クレストファクタなどは長期変化の把握に利用できますが、原因特定では生波形が必要になる場合があります。
- 電池寿命:実際の寿命はサンプリング、バースト間隔、通信頻度、無線環境、電池条件などに依存するため、実設定で見積もります。
データから判断へ
振動指標で変化を見つけ、必要なときに生波形へ戻る。
長期的な振動レベルの変化を追う指標候補です。
振動レベルやピークの変化を時系列で比較します。
衝撃性の変化を検討する指標候補です。
振動指標に変化が見られた期間の波形・周波数解析へ戻るために使います。
遠隔監視
WSDA-2000で現場の無線計測とSensorCloudを接続する。
WSDA-2000はEthernet、USB 2.0、J1939 CAN、対応するHBK慣性機器向けRS-232インターフェースを備えています。Ethernet経由でSensorCloudへデータを送信する構成が可能で、SensorCloudでは遠隔表示、保存、解析、アラート設定などを行えます。通信回線や通知遅延などの実運用条件は、ネットワーク環境と監視要件に応じて確認します。
よくある質問
長期振動監視の確認事項
振動指標だけで故障原因まで分かりますか?
必ずしも分かりません。長期トレンドで変化を見つける用途には有効ですが、原因特定には生波形、運転条件、機械構造などの追加情報が必要です。
電池寿命はどのくらいですか?
一律には示せません。サンプリング、バースト間隔、通信頻度、無線環境、電池条件などで変わるため、実際の設定条件で見積もります。
波形のサンプリングレートはどう決めますか?
必要な振動帯域、解析手法、データ量を基に設定します。G-Link-200は最大4 kHzまで調整できますが、最大値を使うこと自体が目的ではありません。
技術相談
設備の変化速度と保全周期から、波形・指標・通信周期を設計します。
公式根拠
