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製品関連情報 : 無線関連

無線計測データを複数段で保存する

無線計測では、計測したデータをどこに残すかも重要です。ワイヤレスノード、WSDA-2000、PC…

最大4つの保存・利用地点を使い分ける

MicroStrainの無線計測では、製品・計測モード・構成に応じて、対応ワイヤレスノード、WSDA-2000、PC/SensorConnect、SensorCloudという最大4つの保存・利用地点を組み合わせられます。計測点の近くで保持する、現場で集約する、PCで解析する、クラウドで遠隔利用するという役割を分けられるため、通信環境や運用方法に合わせてデータの流れを設計できます。

このページでわかること

  • 構成に応じて最大4つの保存・利用地点を使い分けられる
  • WSDA-2000の現場側保存と、PC・SensorCloudでの利用を分けて設計できる
  • 通信断や遠隔運用を想定して、どこにデータを残すかを先に決められる
現場設備とPCを使って計測データを扱う利用場面イメージ
現場側の計測とPCでのデータ利用を分ける運用を想定した利用場面イメージ。

MicroStrainの強み:保存先を「役割」で分けられる

無線計測では、データをどこで測るかだけでなく、どこに残し、どこで解析し、誰がどこから利用するかが重要です。MicroStrainでは、現場側のローカル保持からPC解析、クラウドでの遠隔利用までを同じ無線計測系の中で分担できます。

基本的なデータ経路

計測点

対応ワイヤレスノード

対応機種・モードではローカルロギングを利用

現場ゲートウェイ

WSDA-2000

無線データを集約し、MicroSDへローカル保存

PC

SensorConnect

取得データの保存・確認・解析

クラウド

SensorCloud

保存・可視化・共有・遠隔利用

代表的な流れ: 対応ノード → WSDA-2000 → PC/SensorConnect。遠隔利用では、構成に応じてWSDA-2000からSensorCloudへデータを送ります。4地点を1本の直列経路として固定するのではなく、必要な保存・利用地点を組み合わせます。

保存場所を分ける理由

無線計測では、計測対象の近くにPCを常設できない、通信が常時安定するとは限らない、解析担当者は別拠点にいる、といった条件が重なることがあります。1つの保存先だけに収集・保持・解析・共有を集中させると、現場運用や通信の制約がそのままデータ利用の制約になります。

そこで、計測点に近い場所での保持、ゲートウェイ側での集約、PCでの確認・解析、クラウドでの遠隔閲覧・共有という役割を分けます。複数段の保存・利用地点を持てることは、単なる容量追加ではなく、計測から利用までのデータ経路を用途に合わせて設計できることを意味します。

代表的な構成の考え方

現場保持を重視する

通信が不安定になりやすい場所では、対応ノードやWSDA-2000など現場側の保持地点を重視し、後からPCへ取得して解析する運用を検討します。

解析作業を重視する

試験中の波形確認や計測後の詳細解析が中心なら、PC/SensorConnectを主な利用地点として、現場側の収集・保持と解析作業を分けます。

遠隔利用を重視する

現場から離れた担当者が継続的にデータを確認する場合は、現場側の収集地点とSensorCloudを分け、閲覧・共有の流れを設計します。

WSDA-2000は現場側保存と遠隔利用の中核になる

WSDA-2000は複数のワイヤレスノードからデータを集約するゲートウェイで、ローカルデータロガーとして現場側にデータを保持できます。MicroSDへのデータロギングに対応し、SensorConnectでPCへ取得して保存・解析する構成や、SensorCloudへ展開して遠隔利用する構成を組み合わせられるため、常時PCを置きにくい長期計測でも現場側と利用側の役割を分けやすくなります。

保持期間の考え方:保持可能日数は保存媒体の容量だけでは決まりません。チャネル数、サンプリングレート、計測モード、記録するデータ量によって必要容量が変わるため、必要な保持期間から計測条件と保存構成を決めます。

保存先ではなく「データ経路」として設計する

計測モードと保存地点をセットで確認する

同じワイヤレス計測でも、使用するノードや計測モードによって利用できる保存方法は異なります。まず必要なサンプリング条件と計測時間を決め、その条件でどの地点へ保持できるかを確認します。保存機能だけを単独で選ぶのではなく、計測モードと組み合わせて設計することが重要です。

通信が途切れたときの役割を決める

遠隔計測では、通信断そのものを完全に避けるより、通信が使えない間にどこへデータを保持し、復旧後にどこへ移すかを決めておく方が実運用に直結します。現場側の保持地点とPC・クラウド側の利用地点を分けることで、通信品質とデータ利用を切り離して考えられます。

保持・解析・共有のライフサイクルを分ける

計測直後は現場側に保持し、評価時はPCで解析し、必要な結果やデータを遠隔共有へ回すというように、データの使われ方は時間とともに変わります。最大4つの保存・利用地点を持てる利点は、このライフサイクルに合わせて役割を分けられることです。

実装・選定の確認手順

  1. 保存したいデータ、サンプリング条件、保持期間を整理する
  2. ノード・WSDA-2000・PC・SensorCloudの役割を決める
  3. 通信断時にどこへデータを保持するか決める
  4. 取得、解析、遠隔共有までのデータ経路を確認する

FAQ

Q. 同じ計測データを複数の場所に保存できますか?

構成や計測モードに応じて、計測点、WSDA-2000、PC、SensorCloudという複数段の保存・利用地点を使えます。ただし、すべての構成で同じデータが全地点へ常時自動複製されるわけではありません。必要な保存先と復旧方法を先に決め、対応する製品・モード・設定を選びます。

Q. WSDA-2000だけでも現場側にデータを残せますか?

はい。WSDA-2000はローカルデータロガーとして利用でき、MicroSDへのデータロギングに対応します。実際の保存可能期間はチャネル数、サンプリングレート、計測モードなどで変わるため、必要保持期間から構成を確認します。

選定前の確認事項

  • どのデータを、どの地点へ、どの期間保持するか
  • 計測中にPCを常設できるか
  • 通信断中に保持すべきデータ量と復旧後の扱い
  • PCでの解析とSensorCloudでの遠隔利用をどう分担するか
  • 使用するノード・ゲートウェイ・計測モードが必要な保存方法に対応するか

関連する技術情報

仕様確認:対応する保存方法は製品・計測モード・設定によって異なります。同一データがすべての地点へ常時自動複製されることを意味しません。必要な保存容量と保持期間は、使用するノード、チャネル数、サンプリング条件、計測モードに合わせて確認してください。

保存先と通信条件から無線計測構成を決める

現場側で残すデータ、PCへ集約するデータ、クラウドで利用するデータを整理し、必要なノード・ゲートウェイ・ソフトウェア構成を選定します。

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