方位方式を環境で選ぶ
地磁気方位と2アンテナGNSS方位では、弱点が異なります。磁気環境、上空視界、マルチパス、アンテナ配置で方式を選びます。
このページでわかること
- 地磁気は局所磁場の影響を受ける
- 2アンテナGNSSは受信条件が必要
- 取付後に実環境で確認

方式ごとに外乱源が違う
地磁気方式はモータ、鋼材、大電流などの局所磁場に影響されます。2アンテナGNSS方式は磁気に依存しませんが、上空視界、マルチパス、アンテナ配置が条件になります。
環境に合う方位源を選ぶ
AHRSの磁気方位に加え、現行3DM-GQ7のように2アンテナGNSS方位へ対応する製品があります。必要な方位特性と設置条件で型式を選びます。
方位方式の成立条件
地磁気方位
単体で方位を得やすい一方、局所磁場の影響を受けます。
2アンテナGNSS
磁気に依存しませんが、衛星受信、マルチパス、アンテナ基線が条件です。
現場確認
実際の取付位置で外乱の影響を確認します。
方位方式の比較ポイント
比較するポイント
地磁気依存、2アンテナGNSS対応、必要基線、受信条件を比べます。
MicroStrainの特長
地磁気利用と2アンテナGNSS方位の両方を製品群として持ち、環境に応じて選べます。
実運用での意味
磁性体の多い車両や建機では、GNSS条件が成立すれば地磁気への依存を減らす設計を検討できます。
条件:現行3DM-GQ7-GNSS/INSは2アンテナGNSS方位に対応しています。方位性能はアンテナ間ベースライン、設置精度、GNSS受信環境、マルチパスなどの条件に依存するため、方式と成立条件を合わせて評価します。
方位方式を現場条件で選ぶ
地磁気方位は設置場所の磁場に左右される
磁力計は静止時でも方位を得やすい一方、モータ、鋼材、大電流、磁石などの局所磁場に影響されます。車両や建機では搭載後の磁気環境が机上評価と大きく異なることがあります。センサ単体での校正だけでなく、実際の取付位置で方位挙動を確認します。
2アンテナGNSSは磁気に依存しない代わりに受信条件がある
2本のGNSSアンテナ間の基線方向から方位を得る方式は、局所磁場の影響を受けません。ただし上空視界、マルチパス、アンテナ配置、基線長などの条件が必要です。磁気が厳しい場所でもGNSS条件が成立するかを確認して方式を選びます。
MicroStrainでは用途に応じた方位源を検討できる
AHRSの地磁気支援と、対応製品での2アンテナGNSS方位という異なる選択肢があります。製品比較では方位精度の単一値だけでなく、成立条件、磁気環境、アンテナ設置、GNSS遮蔽時の挙動を合わせて確認します。
実装・選定の確認手順
- 磁性体・モータ・大電流の位置を確認する
- GNSS上空視界とマルチパス環境を確認する
- 2アンテナを使う場合は基線と取付位置を設計する
- 実機で既知方位と比較して外乱の影響を確認する
この手順で整理すると、方位精度の単一値ではなく、磁気外乱、GNSS受信環境、アンテナ基線・配置、GNSS遮蔽時の挙動まで含めて、実際の搭載環境に合う方位方式を比較できます。
選定前の確認事項
- 磁性体・モータ・大電流
- 上空視界とマルチパス
- アンテナ間ベースライン
- 静止・低速時の方位要件
関連する技術情報
環境に合う方位方式を選ぶ
磁気環境、GNSS受信、アンテナ配置を整理して候補を比較します。
