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ひずみ・荷重・圧力の信号を整える

微小信号を正しくデジタル化

ひずみ・荷重・圧力の計測では、無線通信より前の信号調整が測定品質を左右します。励起、増幅、入力レンジ、フィルタ、A/D変換、校正までを対象センサに合わせ、対応するMicroStrainノードで計測点の近くから無線DAQを構成します。

このページでわかること

  • センサ出力に合う入力回路を選ぶ
  • 励起・増幅・レンジ・フィルタを一体で確認する
  • 無線送信機ではなく計測チェーン全体で比較する
電子計測機器で微小信号を確認する利用場面イメージ
センサ信号の調整・確認を想定した利用場面イメージ。

ストック写真を使用した利用場面イメージです。実在顧客・実導入事例・実製品写真ではありません。

無線化する前にアナログ信号を整える

ひずみゲージやロードセルのようなブリッジセンサは、微小な電圧変化を扱います。圧力・変位・電圧出力センサでも、信号レベル、電源、接地、帯域は製品ごとに異なります。入力回路がセンサに合っていなければ、無線リンクが安定していても必要な分解能や再現性は得られません。

したがって、センサからADCへ到達するまでの励起、ブリッジ構成、増幅、レンジ、フィルタ、配線を先に決め、その後にサンプリングと無線転送条件を決めます。

製品ごとの差:PGA、ADC、ブリッジ入力、励起、フィルタ等の機能は製品ごとに異なります。対象センサとノードの入力仕様を組み合わせて確認します。

計測点の近くで信号調整・デジタル化する利点

対応するMicroStrainノードでは、センサ近傍で信号を調整してデジタル化し、その後を無線で送る構成を取れます。長いアナログケーブルを引き回す必要を減らせるため、移動体、回転部、広い設備、配線が困難な場所でシステムを簡素化できます。

また、ひずみ、荷重、圧力、加速度、温度など異なる入力向けのノードを同じ無線システムとして検討できるため、物理量ごとに別々のロガーを用意する場合と比べ、ゲートウェイやソフトウェア側を共通化しやすくなります。

ノイズ性能の考え方:センサ近傍で信号調整・A/D変換する構成でも、最終的なノイズ性能はセンサ、接地、配線、筐体、温度、EMIなど測定チェーン全体に依存します。

信号調整の5要素

センサ・励起

ブリッジ抵抗、励起、センサ電源などセンサを正しく動かす条件を確認します。

入力レンジ・増幅

予想最大値で飽和せず、必要な変化を十分に利用できるレンジを選びます。

フィルタ

必要帯域を残しながら不要な高周波成分やノイズを抑えます。

A/D変換

アナログ信号をサンプリングし、無線送信できるデジタルデータへ変換します。

校正

取得値をひずみ、荷重、圧力などの物理量へ換算する手順を決めます。

信号調整まで含めてワイヤレスDAQを選ぶ

センサ出力をADCへ入れるまでが計測品質を決める

ひずみゲージ、ロードセル、電圧出力センサなどは信号レベルや必要な励起が異なります。無線送信できることだけでなく、ブリッジ回路、励起、増幅、入力レンジ、フィルタ、ADCまでが対象センサに合っているかを確認します。入力回路の選定を誤ると、無線通信が安定していても必要な分解能やS/Nを得られません。

レンジを広げすぎても狭めすぎても扱いにくい

予想最大値に対して入力レンジが狭すぎると飽和し、広すぎると必要な変化を十分に活かせない場合があります。センサの定格、実使用範囲、オフセット、温度変化を含めて余裕を決めます。高精度な計測ではケーブルや接続部、接地条件も合わせて確認します。

MicroStrainはセンサ種類に合わせたノード選定ができる

ひずみ、加速度、温度など異なる入力に対応するワイヤレスノードがあるため、計測対象ごとに必要な信号調整を選び、同じ無線ネットワークへまとめる構成を検討できます。最終的な入力仕様は対象型式の現行仕様で確認します。

校正とゼロ調整を運用手順へ入れる

センサを交換した場合、取付後にゼロ点が変わった場合、温度や配線条件が変わった場合には再確認が必要です。初期校正だけでなく、現場でのゼロ確認、既知荷重との照合、交換時の設定管理までを運用に含めると長期のデータ比較がしやすくなります。

実装・選定の確認手順

  1. 対象センサの出力方式と定格を確認する
  2. 励起・入力レンジ・増幅条件を決める
  3. 必要帯域とフィルタ条件を決める
  4. 実配線・実センサでゼロ点と最大入力を確認する

この手順で条件を先に整理すると、無線送信機のスペックだけでなく、センサから物理量データになるまでの計測品質を含めてノードを比較できます。

センサ入力の比較ポイント

比較するポイント

対応センサ、励起、入力レンジ、フィルタ、サンプリング、校正方法を比較します。

MicroStrainの特長

多様なセンサ向けノードを使い、計測点の近くで信号を調整・デジタル化し、共通のワイヤレスDAQへ統合できます。

実運用での意味

長いアナログ配線を減らし、センサ種類が混在する設備でもゲートウェイ・ソフトウェアを共通化しやすくなります。

条件:対応する入力形式・レンジ・励起・校正方法はノード型式ごとに異なります。対象センサと現行仕様を照合します。

FAQ

Q. 24-bit ADCなら24-bit相当の実効精度が得られますか?

いいえ。ADCの公称ビット数は計測チェーン全体の実効精度をそのまま示すものではありません。センサ感度、入力レンジ、ゲイン、ノイズ、接地、配線、温度などを含めて評価します。

Q. シャント校正をすれば荷重や応力まで自動的に正しく補正されますか?

いいえ。シャント校正は主にブリッジ回路と計測チェーンの電気的な確認に使います。荷重・応力などの工学単位へ換算するには、センサ感度、ゲージ率、構造条件、校正係数などを別に設定・確認します。

Q. A/D変換をセンサ近くで行えばノイズ問題はなくなりますか?

いいえ。長いアナログ配線を減らせる利点はありますが、センサ、接地、配線、電源、筐体、温度、EMIなどの影響は残ります。最終的なS/Nは測定チェーン全体で確認します。

選定前の確認事項

  • センサ種類・出力方式・定格
  • ブリッジ抵抗・励起条件
  • 最大入力・必要分解能・帯域
  • フィルタとサンプリング条件
  • 校正・ゼロ調整・交換時の運用

関連情報

センサから入力回路を選ぶ

センサ種類、出力、励起、帯域、校正方法を整理し、適切なワイヤレスノードを選びます。

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